よくある質問

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予約制・診察について

なぜ完全予約制なのですか?
H21年11月に完全予約制を導入致しました。それ以前は一部予約制としていましたが、朝早い時間に多くの方が来院され、待ち時間が2,3時間となってしまい、多大なご迷惑をおかけしました。不便をおかけ致しますが、ご指定の時間に来院頂くことで待ち時間を減らすことが出来ないか、との考えです。ご連絡なしで受診された方も、予約を取り直して来院頂くことで、院内で長く待つことが減ったように感じますが、予約がない場合1,2時間お待ち頂く場合があります。ご迷惑をおかけ致しますが、ご理解とご協力のほどどうぞ宜しくお願い致します。
目に何か入って痛くて目を開けられません。完全予約制とのことですがどうすればよいですか?
緊急の場合は予約がなくても診察いたしますので、まずはお電話ください。
荒尾院(0968-65-5900) 
大牟田院(0944-55-1100)
完全予約制とのことですが遅れたらどうなりますか?
遅れそうなときは前もってご連絡をお願いします。連絡なく15分以上遅れられた場合、誠に恐縮ですが、予約キャンセルとさせて頂いております。なるべく予約時間通りに待ち時間を少なく、と考えておりますためご理解のほど宜しくお願い致します。
初めてですが電話で予約は出来ますか?
予約は電話で可能です。当日でも構いませんので、受診前は必ずお電話を頂き受診されますようお願い致します。直接来院されますと、予約が全て埋まっている場合、3時間以上お待ち頂く場合もあります。
予約枠が取れない場合はどうなりますか?
恐れ入りますが、予約外の扱いとなります。予約の方を優先し予約順に検査や診察にお呼びしているため、予約の方の検査や診察があくまでお待ちいただく事になります。
完全予約制と聞いていましたが、予約時間よりかなり遅れることがあります。なぜですか?
予約時間は来院して頂くお時間です。検査や診察開始時間の予約ではありません。また、前に急患の方や難しい病気の方がいらっしゃった場合は時間をとって診察・説明をいたしますので、診察にお呼びするまでに時間がかかる場合がございます。予めご了承ください。
医師が複数名いる場合、医師の選択は可能ですか?
ご希望に添えるようにしていますが、場合によっては他の医師の診察になる場合がございます。

手術について

手術をしたいのですが足が悪くて通院が困難です。どうしたらよいですか?
手術後の診察が重要です。当院では入院設備がありませんので、通院が困難な方は入院設備がある病院へ紹介させて頂いております。
入院設備がなく日帰り手術とのことですが、夜に急に目が痛くなったりしたらどうすればよいですか?
手術を行った方には緊急時の連絡先を渡しておりますので、夜間や日祭日でも連絡が取れる体制としております。
手術の時は必ず付き添いが必要ですか?
眼帯をしますので片目での帰宅は事故の原因となります。可能な限り、少なくとも帰宅時は付き添いの方が来ていただくようお願いしております。
手術前の説明の時には必ず家族が来ないといけませんか?
やむを得ない場合、事情がありどうしても、という場合を除き、基本的にはご家族の方に来院頂き一緒に手術の説明、メリット・デメリットを説明させて頂きます。全ての手術において、手術のリスク等を書いた紙をお渡ししておりますので、よくお読み頂き納得頂いた上での手術を検討して下さい。

白内障治療について

白内障はどのような症状が出ますか?
  • まぶしく感じる
  • ものを見ると二重三重に見える
  • 視力が低下する
  • 暗いところで見えにくい
  • 一時的に近くが見えやすくなった
などが一般的な症状です。その他の疾患のこともあるので見え方がおかしいと感じたら近くの眼科受診をお薦めします。
手術は痛いのですか?
基本的には目薬による麻酔で痛みはほとんどありません。
手術をすれば必ず良く見えるようになりますか?
白内障以外に網膜や視神経、角膜などに他の病気がある場合は、視力改善が困難な場合があります。その場合は術前検査の際に医師より説明いたします。
白内障手術は簡単で3分で終わるとテレビでみましたが。
テレビなどで簡単で短時間で終わります、という宣伝が時々なされています。実際に手術を受ける方にとってはその様に感じるかも知れませんが、難しい目もありますし、手術方法も様々です。
まれではありますが合併症もありますし、術後のケアをきちんとして頂く必要があります。翌日から顔を洗ったり、汗をかくような仕事をしたりすることは出来ません。

手術時間も短ければよいというものではありません。安全に確実に手術を終えることが最重要です。安全性・確実性を重視した手術を行うため10分弱はかかりますし、手術を受ける、という意識を持っていただくことも大切です。手術の危険性を十分に納得頂き、術後のケアをきちんとして頂くのが手術を受ける際の最低条件と考えております。
手術をしたあと、再び悪くなることは?
手術後数ヶ月から数年たつと、眼内レンズを支える膜(後嚢)が濁ってきて視力が低下する”後発白内障”がでてくることがあります。ただし、この場合は再手術の必要はなく、レーザー照射で濁りを飛ばすことで、元の視力に回復できます。
それ以外に網膜や視神経など他の目の異常をおこさなければ、良好な視力を生涯にわたり維持することができます。
手術後は?
手術後もっとも注意する点は感染です。目をこすったり、顔を洗ったりは避けて下さい。首から下のお風呂やシャワーは術後3日目から、洗顔は術後5日目から可能です。飲酒は術後1週間ほど控えて下さい。

1週間も経つと通常の仕事や生活には戻れますが、激しいスポーツ、長期の旅行などは2週間から1ヶ月ほど、医師の許可がでてからにして下さい。手術翌日から眼帯装用も不要になりますが、目の状態が安定するまでの約3ヶ月間の点眼治療が必要です。 ほとんどの方が手術翌日から視力回復を実感できますが、回復の早さには個人差があります。手術後早期には、異物感、まぶしい(羞明・グレア)、青っぽく見える(青視症)、虫のような点が見える(飛蚊症)などの症状がでることがありますが、安定してくると徐々に消失します。

自動車、バイクの運転は術後視力が出ていれば術翌日から可能ですが、術後の見え方に慣れていないと思わぬ事故につながることがあります。術前視力や術後視力等を総合的に判断しますので、詳しくは医師と御相談ください。 また、定期検査の時期でなくても見え方に変化があれば眼科を受診するようにして下さい。当院では手術を行った方には緊急時に連絡をとれるシステムとしております。

多焦点眼内レンズについて

多焦点眼内レンズはどういう方が希望されますか?
生活スタイルによります。一番多いのは眼鏡から開放されたいという方です。メガネを持ち歩きたくない、かけたくない、裸眼で暮らしたい、と強く願う方です。くっきりとものが見えない、夜に光がにじむ、などの欠点があっても裸眼で暮らしたいという希望が強い場合は多焦点眼内レンズが良いかも知れません。
遠くも近くも見えると言うことは若いときのような見え方ですか?
残念ながらそうではありません。若いときは遠くも近くも中間も、全てのところがはっきり見えますが、多焦点眼内レンズは遠くと近くの2カ所にしかピントが合いません。
最近では、レンズの改良により中間距離もだいぶ見えるようになってきましたが、若い時みたいに鮮明には見えないのです。期待が大きいと期待はずれになります。よく術後の見方を医師と相談の上、慎重に決めて下さい。
すぐには慣れないことがあると聞きましたが。
手術翌日からよく見えるという方もいれば2,3ヶ月してやっと慣れてきて見えるようになってくる方もいます。個人差がありますので一概には言えませんが、手術後にすっきりしなくても焦らずに慣れていくのを待つと良いでしょう。
乱視があり眼鏡をかけた方がすっきり見えるのですが。
現在のところ、乱視用多焦点眼内レンズは日本では発売されておりません。基本的に乱視がある方は適応外となりますが、多少の乱視の場合は、ご理解頂いた上で多焦点眼内レンズを入れることもあります。その場合、乱視の眼鏡をかけると遠くも近くも見えるようになります。遠近両用の眼鏡みたいに遠方と近方の境がないので見やすいです。
遠くも近くも見えるようになる他の方法はないのですか?
通常のピントが1カ所にしか合わない眼内レンズ(単焦点眼内レンズ)で通常よりも少し手前にピントを合わせる方法や、効き目を遠くに、もう片方を近くに合わせるという方法もあります。これもメリット・デメリットがありますので、詳しくは医師にご相談下さい。
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多焦点眼内レンズを入れてどうしても慣れない場合はどうするのですか?
だいたい3ヶ月は慣れるのを待ちます。どうしても慣れず何とかしたい、というときはやむを得ず眼内レンズの摘出を行い、通常の単焦点眼内レンズを入れ直します。しかし、これはリスクを伴うため進めません。
もうすでに白内障手術をしてしまったのですが、多焦点眼内レンズに入れ替えることは出来ますか?
基本的にできません。しかし、Add-onレンズといって、すでに白内障手術をしていても、多焦点眼内レンズを追加挿入することにより、多焦点眼内レンズを入れたのと同じ状態にすることが出来ます(保険適応外・自費)。この場合、また元に戻したいと思っても比較的簡単に取り出すことが出来るので、多焦点眼内レンズを強くご希望される方には悪くはない方法かも知れません。
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緑内障治療について

緑内障と言われましたが、あまり目を使わない方が良いですか?
通常のタイプの緑内障では、目の使い過ぎなどで緑内障が進行するということはありません。本を読むことが好きな方はどんどん読んでかまいませんし、テレビも見てかまいません。閉塞隅角緑内障で、レーザー治療などを行っていない方は暗いところで長時間本を読んだりすることが良くないこともあります。個々で異なりますので、詳しくは医師にご相談ください。
日常生活で注意することはありますか?
特にありません。目薬をされている方は、忘れないように毎日することくらいでしょう。頭を下にする姿勢はよくない、力んで頭に血が上らるのはよくない、などとも言われますが、通常の生活でよいと思います。食べ物や運動も通常通りで構いません。
お酒・たばこはどうですか?
たばこは緑内障に限らず神経に対して良い影響を与えません。体にとってもたばこは吸わない方が良いでしょう。お酒は緑内障によくないということはありません。ただし、緑内障に限らず飲みすぎはよくありません。
緑内障の方は胃腸薬・風邪薬などを飲まない方が良いといわれていますが大丈夫ですか?
閉塞隅角緑内障の方は多くの薬に注意が必要です。薬によって緑内障発作が起きてしまうことがあります。しかし、薬を飲んでも緑内障発作が起きないようにレーザー治療によって予防することが可能です。ほとんどの方が開放隅角緑内障ですので、薬を使うことで緑内障発作が起きることはありません。
眼圧と血圧は関係ありますか?
眼圧と血圧は関係ありません。
緑内障の手術をすると眼圧は必ず下がりますか?
ほとんどの症例において手術前の眼圧より下がります。また緑内障の目薬を中止できたり減らすことができます。
緑内障の進行を止めることが出来ますか?
点眼薬やレーザー治療で効果がない方、点眼の副作用があったり、身体的理由で点眼をきちんとさせない方など、現状では緑内障の進行が懸念される方また緑内障が進行している方に手術を行います。現状よりも緑内障が進行しないように行いますが、進行を完全に止めることは出来ません。
緑内障は治りますか?
緑内障自体は治りません。眼圧を下げる手術ですので、緑内障でなくなってしまった視野は元には戻りません。あくまで眼圧を下げて、緑内障が進行しにくいようにする手術です。
手術は痛いですか?
局所麻酔ですが、手術自体は痛くはありません。白内障と同時手術で30-40分ほどです。
手術をしたあと、再び眼圧が上がってくることは?
目によって経過は異なりますが、術後再び眼圧が上がってくることがあります。その際は緑内障点眼薬を追加して対応しますが、手術前よりは点眼本数等は少なく、眼圧も下がることがほとんどです。それでも眼圧がコントロールできない場合、目の状態によってはより眼圧を下げる手術が必要になることもあります。
手術後は?
手術後もっとも注意する点は感染です。目をこすったり、顔を洗ったりは避けて下さい。首から下のお風呂やシャワーは術後1週間前後(目の状態により異なります。)してから可能です。飲酒は術後1週間ほど控えて下さい。

1~2週間も経つと通常の仕事や生活には戻れること多いですが、激しいスポーツ、長期の旅行などは1ヶ月ほど、医師の許可がでてからにして下さい。手術翌日から眼帯装用も不要になりますが、目の状態が安定するまでの約3ヶ月間の点眼治療が必要です。自動車、バイクの運転は術後1週間程度(目の状態により異なります)控えて頂きますが、詳しくは医師と御相談ください。 また、定期検査の時期でなくても見え方に変化があれば眼科を受診するようにして下さい。当院では手術を行った方には緊急時に連絡をとれるシステムとしております。

網膜硝子体治療について

自然に治ることはありますか?
この病気はタイプによっては自然に治っていくことがあります。出血した場所や量などによって経過はどんどん悪くなっていくものもあります。ものを見る中心(黄斑部)に水がたまり視力が落ちていく場合は、ステロイドのテノン嚢下注入などを行い一時的に水を引かせます。何度も再発したりして視力が落ちていく場合は硝子体手術を検討することもあります。
ステロイドのテノン嚢下注入をしましたが再発しました。
一時的に効いても2,3ヶ月で再発してくることがあります。2,3回行っても再発する場合は硝子体手術を検討する場合があります。
硝子体手術をすれば治りますか?
硝子体手術で黄斑部のむくみは取れることが多いですが、黄斑分が痛んでいた場合などは視力が出にくい場合もあります。手術の場合は浮腫の再発が少ないので、ステロイドのテノン嚢下注入を繰り返すよりは手術を選択した方がよい場合もあります。
レーザー治療で視力は良くなりますか?
ものを見る中心(黄斑部)に水がたまった場合、基本的には上記のようにステロイドのテノン嚢下注入や硝子体手術を検討します。しかし、時間が経ったもので黄斑部付近の血管から水が漏れている場合や、造影検査で悪い血管が出てくるような場合はレーザー治療を行います。
中心の血管が詰まったタイプで治りにくいと言われました。
網膜中心静脈閉塞症は治りにくい病気です。根本の血管が詰まって出血した場合、抗VEGF抗体の硝子体内注入が効くことがあります。しかし、再発してくるものなどはレーザー治療や硝子体手術を行っても良くならないことが多いです。この病気は手の施しようがない場合も多いです。
むくみはなくなったといわれましたが、視力が出ません。
黄斑部浮腫を治療して浮腫はなくなっても視力が出にくかったりゆがみが残ったりすることはあります。血管が詰まったときにどのくらいダメージを受けたかやどのくらい時間が経ったかでで治療後の視力は変わってきます。
ものを見る中心(黄斑部)に膜が張っていると言われましたが手術が必要ですか?
黄斑部に膜が張っていても手術が必要と言うことではありませ。まだ見えていて、ゆがみも強くない場合は経過観察を行います。視力が0.5くらいに落ちてきたり、ゆがみが強くなったりする場合は手術を検討します。
そのまま放置したら失明しますか?
この病気は中心が見えなくなるだけで放置しても失明はしません。
黄斑上膜といわれ手術してもゆがみが残ると言われましたが
黄斑上膜の手術は、完全に元の状態には戻りません。上記のように、膜を剥いでもむくみ(黄斑浮腫)が残ることもあります。悪くなるのを防止する、少し改善させるという手術と考えています。
どのくらいすると見えるようになってきますか?
膜を剥いでもすぐには見えるようにはなりません。2,3ヶ月して落ち着いていきます。数ヶ月して徐々に視力が改善していく感じです。
硝子体手術は術後にうつぶせになる必要があると聞きましたが。
網膜剥離などの重篤な病気の場合は、術後安静が必要ですので入院の上、数日から1週間くらいうつぶせが必要です。ものを見る中心(黄斑部)の膜は剥いだり、むくみを取ったりする場合はうつぶせが必要なことはほとんどありません。
手術は痛いですか?
局所麻酔で30分ほどの手術です。手術の痛みはありません。

糖尿病網膜症について

黄斑円孔といわれましたが手術しないといけませんか?
黄斑部に穴が空いてしまった場合、まれに自然に治ることもありますが、早めに手術をした方がよいでしょう。時間が経ってしまうと黄斑部網膜が痛んで手術をしても治りにくくなりますし、視力も回復しにくくなります。手術後は数日うつぶせが必要です。
そのまま放置したら失明しますか?
この病気は中心が見えなくなるだけで放置しても失明はしません。
黄斑円孔といわれ手術をしてもゆがみが残ると言われましたが。
ものを見る中心(黄斑部)に穴が空いて(黄斑円孔)から時間が経てば立つほど網膜が痛んでいきます。穴が空いてからどのくらい時間が経ったかで治療成績も変わっていきますが、手術によって穴は閉じて視力的にはよくなってもゆがみが残ることはしばしばあります。しかし、上記のように放置しても自然に良くなることはまれで、時間が経てば立つほど視力も回復しづらくなるので早期の手術が良いでしょう。
術後にうつぶせが必要と言われましたが。
黄斑円孔の手術後は目の中に空気を入れますので3日くらいうつぶせをして頂きます。ずっと下向きは辛いですので横向きとかでも構いません。極力うつむきということです。
穴がふさがらないことはありますか?
近視がとても強いタイプや穴が空いてかなり時間が経っているものは穴が閉じにくいことがありますが、通常のものであれば穴はふさがることがほとんどです。

網膜硝子体治療について

突然見えなくなり、原因は不明といわれました
硝子体出血を来す病気はいくつかあります。出血が多いときは眼底が見えず、エコーなどで調べますが、網膜剥離などを除き原因が分かりにくい場合があります。緊急性がない場合は1ヶ月ほど様子を見て、自然に治るのを待ちます。待っても治りそうにないときは手術を検討する場合もあります。
自然に治るのを待ちたいですがどのくらい待てば良くなりますか?
以前は6ヶ月くらい待つこともありました。緊急性がない場合は待っても良いと思いますが、病気によっては硝子体手術によって早く原因を突き止め、治療することで視力回復につながる場合もありますので、手術はしない方がよいわけでもありません。
どんな原因が考えられるのですか?
原因としては網膜が破れる網膜剥離や老化によって黄斑部から出血する加齢黄斑変性症、網膜の血管が詰まる網膜静脈閉塞症などの病気によって起きてくるものから、単に老化による後部硝子体剥離に伴うものまであります。原因によって視力の回復は異なってきます。

飛蚊症について

チラチラ見える原因は飛蚊症といわれましたが治療法はないのですか?
網膜が破れたりする(網膜裂孔・網膜剥離)がない場合は特に治療は必要ありません。飛蚊症の原因が、後部硝子体剥離という加齢によるものの場合は、時間と共に薄くなっていきますので、チラチラが増えたり濃くなったりしない限りはそのまま経過を見て頂きます。場合によっては数ヶ月くらい飛蚊症が取れないことがあります。
レーザー治療によって、チラチラ見えるのは取れますか?
レーザー治療によって網膜の破れの治療はできますが、飛蚊症を治すものではありません。飛蚊症は徐々に薄くなっていくことが多いですが、場合によっては数ヶ月ほど飛蚊症が消えないこともあります。

糖尿病網膜症について

糖尿病になったら失明してしまうのですか?
糖尿病が発症しても適切に血糖コントロールを行い、定期的に眼科検診を受けることによって網膜症はコントロールすることが出来る場合がほとんどです。
血圧、高脂血症、その他悪条件が揃っている場合に、治療にもかかわらず網膜症が進行する場合もあります。
定期検査はどのくらいの間隔で受ける必要がありますか?
年齢、血糖コントロールの状態や網膜症の状態によって異なります。状態が落ち着いていれば1年に1回程度よいでしょうし、状態が良くない場合、治療直後などの場合は月に1度くらい診た方がよい場合もあります。詳しくは担当医にご相談下さい。
レーザー治療を勧められましたが可能であればしたくありません。
レーザー治療が必要な場合は、網膜症が進行しており、そのまま経過観察することによってものを見る中心(黄斑部)に水がたまり視力低下を来すことが予想される場合や悪い血管(新生血管)が生えてきて硝子体出血や血管新生緑内障を起こすことが予想される場合です。
現在は自覚症状がない場合でも、眼底検査や造影検査、OCT検査などによりレーザー治療が必要な場合はよくあります。もう一度担当医と相談下さい。
レーザー治療は痛いですか?
網膜全体を焼かないといけない場合、場所によっては痛い場合があります。従来の治療より痛くない、超短時間照射にて治療を行いますが、治療の場所によっては痛みれがあります。
基本的には我慢して頂きますが、どうしても痛みがある方にはブロック麻酔を行い治療を行います。ブロック麻酔も危険性がありますので基本的には点眼麻酔のみがお薦めです。
ものを見る中心(黄斑部)がむくんでいると言われましたが手術が必要ですか?黄斑浮腫といわれ手術をしてもゆがみが残ると言われましたが。
黄斑浮腫の治療には、ステロイドを目の奥に注射する方法や、レーザー治療をする方法があります。それらの治療が効かない場合、むくみが続くことによって黄斑部網膜が痛んでいく可能性があります。
しばらく経過を見てむくみがひどくなる、視力が落ちていく場合、硝子体手術の効果が期待できる場合は手術を検討します。
硝子体手術は術後にうつぶせになる必要があると聞きましたが。
網膜剥離などの重篤な病気の場合は、術後安静が必要ですので入院の上1週間くらいうつぶせが必要です。ものを見る中心(黄斑部)の膜は剥いだり、むくみを取ったりする場合はうつぶせが必要なことはほとんどありません。

近視治療について

どのくらいまで視力が落ちたらメガネが必要ですか?
0.5より下がってきたらメガネを考えて良いかも知れません。小学校に上がると黒板の字が見えにくかったり、スポーツするときに遠くのお友達の顔が分からなかったり ボールなどがみえにくかったりすることで授業に影響が出る場合があります。また、夕方や雨の日は暗くなるのでさらに見えにくくなり、一人で登下校する際に交通事故などの危険性が出てくる可能性もあります。

メガネをかけたくない子供さんは、「まだ見えているからメガネは要らない!」と言うことがあります。いつもメガネをかけてなければならないわけではありません。授業中や夕方や雨の日の登下校の時のみといった使い方もあります。
目をしかめたり、目を近づけてものを見たりするならメガネをかけて楽に生活した方が、目の疲れなどもなく、授業などにも集中できますので、視力をみながらメガネの時期は検討されると良いと思います。
初めてのメガネは眼科で作った方がよいのですか?
そういうわけではありません。就学前や小学校低学年のお子さんは、検査をするときに、調節が入りやすいため本来より近視に出ることがあります。
これでメガネを作ってしまうと過矯正と言って強すぎるメガネになってしまいます。

見えすぎて目がいたくなったり疲れたり、強すぎるメガネは近視を進行させてしまう可能性もあります。そういう強すぎるメガネを防ぐために、点眼により本当の屈折を調べたり、雲霧法というやり方で視力を測定しメガネを処方します。

眼鏡屋さんでもそこをしっかり理解してメガネを作られると思いますので大丈夫だとは思いますが、強すぎるメガネを眼鏡屋さんで作ってこられるお子さんも時々みかけます。心配な方は眼科で処方箋をもらって眼鏡屋さんに行かれると良いでしょう。
メガネをかけると近視が進行しますか?
これはよくある質問です。私たちの目は一般的に20才過ぎまで近視が進んでいきます。例えば、6才で1.0だった子供が8才で0.5となりメガネを作ったとします。10才になって視力が0.3になったら、眼鏡をかけたから視力が0.5から0.3に下がった、と考えてしまいメガネのせいだと思うのです。しかし、この子は近視が6才から進んできておりメガネをかけなかったとしても近視は進んでいく可能性が高いのです。

上記のように強すぎるメガネをかけたり、ゲームを長時間したりなどの生活を長くすることで本来の近視の進行をより強めてしまう可能性はあるので、適切なメガネをかけることや、生活に注意しながら過ごすことも大切です。しかしながら、どんなに気をつけても成長に伴う近視の進行を防ぐことは不可能です。
コンタクトレンズではダメですか?
コンタクトレンズの項目でも書きましたが、コンタクトレンズには合併症があります。眼鏡は合併症がありません。コンタクトレンズの合併症は長時間装用することでその確率も上がっていきます。

コンタクトレンズは非常に優れた矯正効果があり便利なので初めからコンタクトレンズをつくってしまうと、メガネをかけなくなってしまいます。コンタクトレンズを始める前に抵抗なくメガネをかける環境を作ってあげるとよいでしょう。
オルソケラトロジーで近視の進行が抑えられると聞いたのですが?
オルソケラトロジーで近視の進行が抑制されるという報告も確かにありますが、まだ一般的な考え方ではありません。効果がはっきりと確認されている方法は、アトロピン点眼(目薬)等や累進屈折力レンズ(メガネ)しかありません。
上記のように、副作用の問題や効果が不十分との理由で実際は使用されていないのが現状です。

オルソケラトロジーについて

夜寝るときにコンタクトレンズを装用して合併症は起きないんですか?
オルソケラトロジーの合併症については通常のコンタクトレンズの合併症とほぼ同じで軽度です。
オルソケラトロジーとはどんな人に向いていますか?
スポーツをされている方、コンタクトレンズや眼鏡の装用が困難もしくは不便な職業などで、裸眼視力が必要な方に適しています。
オルソケラトロジーの効果はどのくらいで現れますか?
軽度近視の方の場合、早ければ装用後数時間で効果を実感できます。中等度以上の近視の方は少し時間がかかりますが、たいていの場合装用開始1~2週間ぐらいまでの間に視力が安定してきます。 近視度数の強い方の場合、数回のレンズ交換が必要となり、安定するまでに1ヶ月以上かかることもあります。個人差がありますので、当院では初回の装用テストの検査結果で、おおよその目安をお話させていただいています。
ドライアイでも大丈夫でしょうか?
軽度のドライアイであれば装用可能です。通常のコンタクトレンズ装用でドライアイのために不具合が多かった方でもオルソケラトロジーに切り替えたことにより、症状がでにくくなる方もおられます。重症のドライアイの場合、装用をお断りさせていただく場合があります。
治療効果はどのくらい持続しますか?
個人差はありますが、1回目の装着だけではレンズをはずして数時間で元に戻ります。 装着する期間が長くなれば次第に効果の持続時間も長くなり、数日から1週間程度で視力が安定してきて、1日裸眼で生活できるようになる方がほんとどです。ただし、就眠時装用をやめると数日で効果が減弱し元に戻ってしまうので、裸眼視力を維持するためには継続して毎晩装用することが必要です。
痛みはありませんか?
ひとりひとりに合った特殊なハードコンタクトレンズを夜間装着するので、異物感はほとんどありません。今まで外でハードコンタクトレンズを装用していて、ゴミやホコリが入って痛くてたまらなかった。という経験をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、寝ている間の装用なら、そういったトラブルはほとんど心配ありませんので、日中を快適に過ごしていただけます。
一日の装着時間はどのくらい必要ですか?
就眠時に装用していただきますが、6時間以上は必要です。睡眠時間が十分にとれず、不規則な生活をされる方にはあまりおすすめできません。
オルソケラトロジーのレンズは毎晩装着しなければならないのですか?
原則として毎晩装用することが必要ですが、安定すると1~2日おきの装用でも裸眼で生活ができる方も一部おられます。
オルソケラトロジーを途中で中止するとどうなりますか?
軽度のアレルギー症状であれば装用可能ですが、症状増悪時には装用を一時中止していただく必要があります。個人差がありますので詳しくは医師にご相談ください。
年齢制限はありますか?
当院では原則として対象年齢を20才以上に限定させていただいています。 学生さんで強いご希望がある方は保護者も含め良くご理解頂いた上で治療を行うこともあります。
オルソケラトロジーの治療が受けられるのは近視だけですか?
原則として毎晩装用することが必要ですが、安定すると1~2日おきの装用でも裸眼で生活ができる方も一部おられます。

ICL(有水晶体眼内レンズ)について

手術は痛くないのですか?
点眼麻酔により、痛みはほとんどありませんが、手術中は器具で目を大きく開いた状態で手術をしますので、目を触ったり軽く押さえられたりする感じや薬がしみる感じがすることはあります。 強く目を閉じようとせずに楽に目を開き、医師の指示した方向をみるようにしていただくと早く終了します。もし、途中で痛みを感じる場合は途中で麻酔を追加することもできます。手術後は麻酔がきれると軽い痛みや異物感を感じる方もありますが、時間とともに軽快します。
手術中はものが見えるのですか?
手術中は顕微鏡の照明が眩しく、ぼんやりとした視野の中で目の前で陰が動いているように感じます。手術器具や術者の手がはっきり見えるわけではありません。
手術後どれぐらいで視力が安定しますか?
手術直後から視力改善を体感できますが、手術当日は、ややぼんやりした感じの見え方になります。徐々に安定してきますが、手術当日はなるべく目を閉じて休むようにされた方がいいでしょう。 最終的に視力が安定するのには個人差がありますが、ほとんどの方が翌日から数日以内にほぼ安定した見え方になります。ただし、目の状態が完全に落ち着くまでの約1ヶ月間は点眼加療が必要です。
レンズが目の中で割れたり、ずれたりすることはありませんか?
ICL™の場合、虹彩と水晶体の間に固定されるため、他のフェイキックIOLに比べ、強い衝撃に対しても比較的安定しており、ずれることはまずありません。ICL™はソフトコンタクトレンズのような柔軟な素材でできており、目の中で割れたり破れたりすることもありません。
レンズが曇ることはないのですか?一生いれたままで大丈夫ですか?
数十年以上にわたって安定する耐久性や生体適合性にすぐれた素材からできているため、一生いれたままでも大丈夫で、レンズが汚れたり曇ったりすることもありません。もし将来に老人性白内障になって手術が必要になった場合、予期せぬ何らかのトラブルを生じた場合でも、手術で小さな切開創から比較的簡単に取り出すことが可能です。
他のフェイキックIOLと比べて何が違うのですが?
フェイキックIOLには大きく分けて、「前房型(虹彩支持型)」のARTISAN™およびARTIFLEX™と、「後房型」のICL™があります。 “前房型(虹彩支持型)”の場合、虹彩をクリップして固定しますが、虹彩のクリップした部分が萎縮したり強い外傷を受けたりするとレンズがはずれることがあること、角膜内皮面に近いため、長期にわたって角膜内皮細胞への影響(5年間で平均8.3%減少)がみられることがあること、切開創を大きくしないといけないので、手術後に乱視が残りやすいことなどの欠点があります。

“後房型”の場合(ICL™)、レンズは虹彩と水晶体の位置するため、角膜内皮への影響が少なく、レンズの固定もしっかりしているため、レンズがずれてしまうといったトラブルは起こりません。水晶体に近い位置にあるため、当初は白内障の発症が懸念されていましたが、デザインの改良により第4世代のICL™以降は白内障の発症がほとんど認められなくなりました(発症率0.4%)。切開創も小さく済むので新たな乱視を生じることもなく、光学的な特性も優れています。また、ICL™は日本国内での治験を経て平成22年2月に厚生労働省に認可されましたが、ARTISAN™およびARTIFLEX™は未認可です。そのため、当院では後房型フェイキックIOLである”ICL™”を採用していますが、前房型フェイキックIOLの導入は現在のところ見合わせています
”レーシック””ICL™”のどちらが良いのですか?
「6D以上の強度近視で残存角膜厚に余裕のない場合」にはICL™をお薦めし、「6D以下の近視で角膜厚に余裕がある場合」にはICL™は今のところ適応外であり、レーシックをお勧めします。 6D以上の強度近視の場合は度数が強くなるほどICL™の方がレーシックに比べて光学的な特性に優れていますが、逆にそれ以下の軽度~中等度の近視であると理論的にも両者の差はほとんどありません。

また、軽度から中等度近視眼に対する細かい度数調整はレーシックの方が優れていますし、現在のところICL™手術は6D以上の強度近視のみを対象として厚生労働省の認可がおりているという点もあります。現在、当院ではレーシックは行っておりません。
特殊な乱視がある場合にもICL™は可能ですか?
「非対称性の乱視がある場合」はICL™では十分に矯正できず、適応外となります。

コンタクトレンズについて

何歳くらいからコンタクトレンズは可能ですか?
小学校高学年からコンタクトレンズ(CL)装用は可能ですが、なぜCLがしたいのか、またCLで起きうる合併症を理解し、適切にCLを扱えるか、が重要なポイントです。
コンタクトレンズ(CL)をしたい理由とは、例えば、サッカーや野球など部活で眼鏡が不便、強度近視で眼鏡で見づらい等の理由がある場合です。

コンタクトレンズ(CL)で起きうる合併症を本人・保護者が理解し、適切にCLを扱えるか、というのも重要なポイントとなります。中学生になったからと言っても、CLのケアをしない性格であったり、つけっぱなしにしたり、何か異常を感じても保護者に報告しないような性格であればCLによる合併症が懸念されますのでCLは不適切だと考えます。
眼鏡を持っていませんが、コンタクトレンズ作成は可能ですか?
コンタクトレンズ(CL)作成時に、眼鏡を持っているというのが前提です。
眼鏡なしでCLを作成してしまうと、CLを朝起きて装用し寝る直前まで外しません。そうなると装用時間が15時間以上の長時間装用になってしまいます。

長時間装用になればCL障害の確率も増してしまいます。また、もしCL障害が起こった場合、CLを中止して治療を行います。その際に眼鏡がないと見えないので無理してCLを装用し続けることになります。合併症が治りにくいどころか増悪していく危険性があります。

上記理由で、コンタクトレンズ(CL)を作成されるときは眼鏡の有無を確認させて頂きます。
1日何時間くらいコンタクトレンズは装用して良いですか?
一般的には12時間以上の使用は控えたほうがよいと言われています。個々の環境によって異なりますが、帰宅したら眼鏡にする、不必要なときは眼鏡で過ごす等を心がけ、コンタクトと眼鏡の併用がよいでしょう。
どういうことに注意しながらコンタクトレンズを使えばよいですか?
目がゴロゴロする、充血している、めやにが出る、かすむ、コンタクトレンズ(CL)を外すとしみる、等何か通常と異なる症状が出たときはCLを中止し眼科を受診するようにして下さい。
初期であれば適切な治療により問題になることはありません。
コンタクトレンズにはいろいろあるようですが、どのコンタクトレンズがいいですか?
「通常のコンタクトレンズ」にあるように大きくハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズに分けられます。近視や乱視の度数、スポーツをするかどうか、アレルギーやドライアイがあるかどうか、ケアをきちんと出来るかどうか、など様々なことを考慮して選ぶ必要があり、一概には言えないところです。
目が充血する、めやにが出る、ゴロゴロする等の症状があるがコンタクトレンズを続けても良いですか?
「コンタクトレンズ(CL)障害」にあるように全ての合併症の初期症状はそのようなものから始まります。CLを中止し眼鏡装用し、眼科受診をお薦めします。
ハードコンタクトレンズを20年ほど使用していますが、最近まぶたが下がってきています。治りますか?
ハードコンタクトレンズを何十年もしていると、眼瞼下垂といってまぶたが下がってくることがあります。早期であればハードコンタクトレンズをソフトコンタクトレンズに変えたり、眼鏡に変えたりすることで改善することがあります。
放置すると治らなくなることがあり、そうなると治療としては手術となります。
買いに行く時間がない、値段が安いなどの理由で、インターネットでコンタクトレンズを買おうと思うのですが?
コンタクトレンズ(CL)の正しい使用法、起こりうる合併症をきちんとご理解頂いた上で、インターネットで購入されるのは問題ないと思います。
ただし、視力や度数は変化することがありますし、気づかないうちにCL障害が出てくることもありますので、眼科での定期検査を必ず行ってください。

眼鏡・ロービジョン

7才のこどもです。視力が0.4になってしまい、不自由そうなので眼鏡を作ろうと思いますが、眼科で作った方がよいのですか?
初めてのお子さんの場合、特に小学校低学年の場合は、ピント調整がうまく出来ずに検査の時に近視が強く出てしまうことがあります。大体の眼鏡店は大丈夫ですが、一部の眼鏡店ではここを考慮せずに器械で計った検査結果のみで眼鏡を作られるところがあります。こどもはピント調整機能が優れているため、その眼鏡でもよく見えるのですが、強すぎる眼鏡を使用し続けた場合、通常よりも余計に近視が進むことガがあります。ちなみにコンタクトレンズ処方の場合も同様です。

初めての眼鏡作成においては眼科で処方箋をもらった方が無難ですが、通常の眼鏡店でも問題ない場合が多いです。気になる方は眼科での商法千八項をお勧めします。
初めて作る場合は少し弱めの度数を勧められました。すぐ見えなくなるのでまたお金がかかるのではないですか?
初めからバッチリ合わせてしまうと、見えすぎて気分が悪くなるお子さんがいらっしゃいます。初めはやや弱めに作り、慣れてきて度数を丁度良いくらいにする方がスムーズに行くでしょう。通常、眼鏡せく政治には保証危険というのがありますので保証期間内に再度検査を受けられることをお勧めしています。保証期間内であれば追加料金はかからないはずです。
8才のこどもですが眼鏡をかけ始めたらどんどん目が悪くなってしまいました。眼鏡をかけなければよかったと後悔しています。
よくある保護者の方の意見です。上記のように例えば、6才で1.0だった子供が8才で0.5となりメガネを作ったとします。10才になって視力が0.3になったら、眼鏡をかけたから視力が0.5から0.3に下がった、と考えてしまいメガネのせいだと思うのです。しかし、この子は近視が6才から進んできておりメガネをかけなかったとしても近視は進んでいく可能性が高いのです。眼鏡によって近視を止めることは出来ません。そのこの目にあった眼鏡を作成し、合わなくなったら1,2年ごとに眼鏡の度数調整を行っていく必要があります。
48才女性ですが近くが見えにくくなり老眼鏡を勧められました。老眼鏡は格好がつきません。何とかなりませんか?
老眼を治すことは不可能で環境を整えることくらいしかできません。老眼鏡を使用するという見かけ上の問題も理解できます。少々見え方に問題があっても老眼鏡はかけたくないと思うか、少々かっこうわるくてもすっきり楽に見える方がよいと思うか、このバランスが老眼鏡をかけるかどうかの決め手になると思います。それぞれの考え方がありますのでどちらが正しいというのはありません。

流涙について

手術をしたら必ず涙は止まりますか?
涙管がどのくらい閉塞しているか、どこが閉塞しているかによります。90%の確率で治るものもあれば50%くらいしか治らないものまであります。
手術は痛いですか?
これも同様、閉塞が強ければ通す時に痛みが出ることがあります。痛い場合は無理せず手術を中断します。
手術後目が腫れますか?
麻酔の時の皮下出血が目立つこともあります。
再発することはありますか?
DSIは再発しやすいタイプもあり、再発の場合に再度同様の手術で行うか、DCRを行うか、このまま経過を見るかという選択肢となります。個々に応じてアドバイス致します。
チューブが抜けることがありますか?
チューブは目頭の涙点から鼻の奥の鼻涙管開口部というところに置いているだけなので、目頭のチューブを引っ張ったり、鼻を強くかんだりするとチューブが抜けてしまうことがありますが、抜ける方は滅多にいらっしゃいません。
ただ涙目とメヤニだけなのですが、そのような危険がある治療をしないといけないのですか?
敗血症については非常にまれであり、経過を見ても涙目とメヤニが治らないものに関してはブジーをするのも一般的な考え方です。上記のように経過を見ていくのも一つの方法でどちらが正しいと言うことはありません。ブジーで一回で治れば、症状もなくなり、後の通院等が不要になるため治療の価値はあると思います。
自然に治る確率はどのくらいですか?
これもさまざまな報告があり一定の見解は得られていませんが、1才までにほぼ治癒すると言われています。実際に、1才までまっても治らないお子さんもいらっしゃいますが、3才を過ぎても涙嚢炎が続いているお子さんはほとんど見かけません。
ブジーは痛いのですか?
大人に同様の治療を行うとき、詰まっているところを通すときに痛みがあります。赤ちゃんも同様で通すときに痛みがあるでしょう。
再発はしないのですか?
きれいに行えた場合はまず再発はありません。まれに再発した場合は再度ブジーを行います。
敗血症を起こしたら治りますか?
軽度の発熱から重篤なものまであります。実際に起きた経験はありませんが、適切な時期に適切な対応を行えば問題ないようです。

結膜・眼瞼手術

翼状片

見かけ上気になります。取れないのですか?
若い女性のかたによく聞かれる質問です。上記のように、若い方は手術後に再発することがあります。特に大きい場合は再発率が高くなります。再発すると、手術前よりも大きくなったり充血したりするので、あまり気にならない大きさなら手術せずに様子を見ることをお薦めしています。
手術は痛いですか?
麻酔をするので手術自体は痛くありませんが、黒目(角膜)を削りますし、結膜を取ってきて移植するので何針も縫います。きれいに縫うと術後がきれいになります。そのため、術後は糸による痛みが生じます。1,2週間後に抜糸しますが、それまではゴロゴロする感じがあります。特に術翌日などは目が開けられないこともあります。ゴロゴロが強い場合は早めに抜糸を行います。
手術後はきれいになりますか?
手術によって見かけ上もきれいにするのが目的です。進行してしまった翼状片の場合、翼状片を切除しても、黒目(角膜)の濁りが取れない場合があります。また、再発した場合は、手術前よりも翼状片が大きくなったり、充血が強くなったりする場合があります。

結膜弛緩症

何か入っている感じやゴロゴロする感じは取れますか?
手術で余っている白目(結膜)を切り取りますので、眼はすっきりすることが多いです。ただ、完全にすっきりとはしない場合もあります。それは睫毛の状態であったり、まぶたの問題であったり、ドライアイがあったりと、その他にも原因がある場合です。この場合はそれぞれの治療が必要な場合があります。
手術は痛いですか?
麻酔をするので手術自体は痛くありません。数針縫いますが、ゴロゴロしたりはしません。1,2週間で抜糸します。術後は白目が赤くなりますが2週間ほどでよくなります。

麦粒腫・霰粒腫

霰粒腫といわれましたが切らないといけませんか?
放置しても構いません。タイプによって異なりますが、時間がかかる場合もありますが自然に吸収されていくことがほとんどです。見かけ上気になる方、早く治したい方は切開をご希望されます。また、皮膚側に潰れてきそうな場合に切るかどうかということになります。自然に潰れて治って潰れて治ってを繰り返し徐々に治っていくのをじっくり待ってもよいし、潰れそうなら皮膚がきれいなうちに切ってもよいと思います。子供の場合であれば切開は困難ですし、切りたくないという方も切開ではなくて様子を見られることも多いです。
手術は痛いですか?
点眼麻酔や皮膚に麻酔のテープを貼って行いますので少しは痛いですがさほど痛くはないでしょう。
傷は残りませんか?
皮膚がきれいなうちに切れば傷は残りません。多少目立つ場合も数ヶ月すると目立たなくなります。

眼瞼下垂について

手術してまぶたが閉じなくならないか?
手術中に確認しながら手術を行いますので閉じなくなることはありません。
手術したら目がぱっちりなりますか?
ほとんどの方は問題なく目が開くようになりますが、目を上げる筋肉(挙筋)自体が非常に弱っている方は目の上がりが弱いことがあります。挙筋の機能を精一杯使っても目が上がりにくい方は額の筋肉を使って目を開けるという別の手術が必要となります。
手術後目が腫れますか?
レーザーメスで手術を行いますが、やはり目の腫れは多少起こります。皮下出血が目立つこともあります。通常のメスに比べ術後のまぶたの腫れや出血は格段に少ないですが目立つ場合があります。
術後に顔がきつくなった方がいます。
垂れ下がった目元というのは優しい、穏やかな印象を与えます。それが垂れ下がった目尻がぱっちりとなり、一重だった人が二重まぶたになると、よく言えば「きりっとした目元になり若返った」ともいいますが、見慣れないせいもあり「手術して顔がきつくなった、前の方がよかった」というとらえ方にもなります。

また、腫れぼったい目というのは術後どうしても不自然さがとれない場合がありますのであまり手術を勧めておりません。 ここは重要なポイントなのでしっかりと理解した上で手術を検討して下さい。
抜糸は痛いですか?
痛くありません。
洗顔はいつから良いですか?
数針縫合しますが傷が開かないようバイ菌が入らないよう3日くらいは洗顔は勧めません。お風呂も長湯しますと目の腫れが強くなったりしますので3日くらいは避けた方がよいでしょう。首下シャワーは翌日から可能です。
手術した後、どのくらいすると自然な状態になりますか?
大体1ヶ月で目立たなくなります。3ヶ月くらいすると自然な状態になり分からなくなることがほとんどです。
腫れぼったい目だが、すっきりとした目になりますか?
目は開くようにはなりますが、上記のように腫れぼったい目の方はどうしてもはれぼったさが残る場合が多いです。

斜視・弱視治療について

なぜ斜視になるのですか?
斜視の原因は1つではありません。家族に斜視の人がいる場合(遺伝)や、遠視があるなどいくつかの要因が結びついて起こることが多いようです。片方の目が弱視になっている場合も斜視の原因になります。まれですが、頭の病気のために斜視が出現することもあります。
斜視は自然に治りますか?
通常は、斜視を放っておいても自然に良くなることは基本的にありません。しかし、角度が大きくない内斜視は自然に治っていく場合もあります。偽斜視(まぶたの形状による見かけ上の斜視)は成長するにつれてなくなります。
斜視の子どもはどのように見えているのですか?
斜視になると、両目の視点が合わないために、同じ1つの物が二重に見えたり他の物に重なって見えたりすることがあります。これを複視(ふくし)と言います。複視が出てしまうと非常に不自由です。斜視の子どものほとんどは、複視で不自由しないように頭の中で1つの像を自然に消すことが出来ます。これを抑制(よくせい)と言います。(大人になってから出てきた斜視の場合は複視が出ることが多いです。)

ですから、子どもはものが二重に見えると言うことはありませんが、立体感がないため通常に比べるとやや生活に支障が出ることがあります。しかし、生まれてからそういう見え方なので子どもにはそれが当たり前でありますので、途中で斜視になってしまった大人のように不自由を訴えることはまずありません。
3歳児検診で調節性内斜視(時々目が内側による)が見つかり、眼鏡を作るように言われました。裸眼視力が良いのにどうして眼鏡が必要なのですか?また、常に眼鏡をかけておく必要がありますか? 手術で治りますか?
内斜視の子どもで眼鏡を作る場合、ほとんどは「遠視」が原因となって内斜視となっている場合が多いです。遠視は、遠くも近くもピントが合わないような目の状態ですが、子どもはピント合わせの力が強いので、その力を使って裸眼でも遠くも近くも物がはっきり見えています。しかし遠視の子どもの中には、その力を使うことが原因で目が内に寄ってしまうことがあります。治療は、ピント合わせの力を自分自身で使わなくてもいいような遠視の眼鏡をかけることです。それにより内斜視の改善が見られます。視力のためではなく斜視の治療のために眼鏡を必要とします。眼鏡は常用する事が一番の治療で、眼鏡をかけたり外したりしていると内斜視が悪化する事もあります。眼鏡で内斜視が治る場合は手術は必要ありません。
入学前に斜視・弱視が見つかり、眼鏡が必要と言われました。眼鏡をかけることによって視力が悪くなることはありませんか?また、眼鏡をかけ始めると、手放すことができなくなりませんか?
眼鏡をかけたことが原因で視力が悪くなることはありません。成長に伴う眼の変化で度数が変わり裸眼視力が落ちる事はありますが、眼鏡のせいではありません。むしろ、眼鏡をかけない方がピンボケの状態になって眼が疲れやすくなり、さらに弱視や斜視がひどくなる可能性もあります。
眼鏡をかけ始めると、かけていることの方がよく見えることにお子さんも気づきます。そういう意味では眼鏡が手放せなくなりますが、眼鏡をかけることでお子さんがよく見えるわけですので、それはよいことでしょう。
また、遠視であれば成長に伴い度数が減っていく傾向がありますので、個人差はありますが将来眼鏡をかけなくてよくなるこ可能性もあります。
修学自前の子どもです。斜視・弱視で眼鏡をいつもかけておくように言われました。眼鏡を数時間でもはずすと、目によくないのですか?運動やスイミングの時には外してもいいですか?
弱視や斜視の治療のために眼鏡をかけている場合は基本的に常に眼鏡をかけておく必要があります。しかし激しい運動やマット運動、スイミングなど数時間であれば、外しても眼に影響はほとんどありません。激しい運動やマット運動などの眼鏡が危険な場合を除き、眼鏡をかけておいた方がよく見えるので運動時も眼鏡はかけておいた方がよいでしょう。きちんと顔に合っている眼鏡であれば少々動いてもずれません。
8才の子どもです。眼鏡で弱視は治っているといわれました。いつまで眼鏡をかけるのですか?コンタクトレンズも可能ですか?
遠視・近視・乱視の程度や、治療の具合にもよります。強い遠視・近視・乱視であれば物をはっきりみるためにずっと眼鏡をかけておいた方がよく見えますので、眼鏡をかけておいた方がよいでしょう。

遠視の場合、強い遠視でなく裸眼の状態でも視力や斜視に問題なければ眼鏡が必要なくなる可能性があります。近視の場合は、強度の近視である場合が基本的に眼鏡が必要なことが多いです。 また、斜視がない場合、部活で眼鏡が不便などの理由がある時はコンタクトレンズ(CL)装用も可能です。ただし、CLは合併症の危険性がありますので、本人・保護者ともにCLで起きうる合併症を理解し、適切にCLを扱えることが条件になります。CLをしていても眼鏡は必ず持っておく必要があります。
3才の子どもです。眼鏡をかけたがりません。何か良い方法はありますか?
子どもに眼鏡をかけ続けさせることは、保護者にとっても大変難しいことです。しかし、眼鏡の度数がきちんと合っていれば、実は眼鏡をかけた方がよく見えることに子どもも気づきます。うまく最初に眼鏡をかけることが出来れば自然に自分で眼鏡をかけるようになりますので、最初に何とか眼鏡をかけてくれるようにお子さんを誘導することが大切です。具体的な方法としては、子どもの気に入る眼鏡フレームを選んであげること、親も一緒に眼鏡をかけてあげること(度なし眼鏡でも構いません)、「似合うね~かわいいね~」などと褒めて眼鏡をかけたがるようにすること、などです。小学生くらいになると必要性をきちんと説明すれば理解してくれます。

うまく眼鏡をかけてくれるために、きっちり度数が合っていて、顔にフィットし違和感がない眼鏡をかけることが大切です。当院では軽量の壊れにくいフレームをお勧めしています。 定期検査では度数のチェックと同時にメガネが顔に合っているかもチェックし、筆世があれば調整を行います。保護者の方も、ご家庭で眼鏡をはめても見えにくそうにしていたり、鼻眼鏡やフレームが広がっているのを見たら、お気軽にお持ちください(近所の眼鏡店でも結構です)。
1歳でも眼鏡をかけることができるのですか?
生後半年~1歳くらいになると斜視や弱視の診断ができるようになり、眼鏡による治療が必要な場合もあります。この乳児期でも「乳児用フレーム(やわらかい素材)」をかけることにより治療が可能になります。初めはなかなかかけてくれませんが、慣れてくると眼鏡をかけることを嫌がらなくなります。
3歳児検診で斜視・弱視を指摘されました。眼鏡などの治療を勧められましたが、治療せずに放っておくとどうなりますか?
弱視というのは目の発育が途中で止まった状態です。治療しなければそのまま視力が向上せずに、大人になって眼鏡をかけてどんなに治療しても視力が出ない状態になってしまいます。斜視の場合は、より斜視がひどくなる事も多く、見ためも目立つようになることがあります。早期発見・早期治療がとても大切です。是非、治療をお勧めします。
7才の子どもです。時々片方の目が外向きになりますが、通常は両目ともまっすぐ向いています(間欠性外斜視)。眼鏡(プリズム)を勧められましたがそのまま何もしないで様子を見るのはだめですか?
外斜視は、寄り目の力を使うことでまっすぐにもできます。しかし実際は、外斜視の状態が本当の姿です。目を寄せる力でまっすぐにできていますが、その時の眼はとても緊張状態になっていて疲れやすくなっています。ですから、疲れたとき、気が抜けたときなどに眼が外に向きやすくなり、それがだんだん悪循環になり外向きの頻度が増え、外向きの角度も大きくなっていくことがあります。プリズム眼鏡をかけることで目を寄せる力を使わなくても楽に両目の視点を合わせることができるようになるため、外斜視になる頻度を減らし、悪循環になるのを防ぐことが出来ます。外斜視の頻度がとても少なく、外斜視になっている角度がとても小さい場合であれば何もしないで様子を見ることもあります。
就学前の子どもですが、外斜視の手術時期を勧められました。手術はいつごろするのが良いですか?手術をすれば治りますか?
外斜視の手術は、プリズム眼鏡では十分な治療が困難な場合と、プリズム眼鏡でまあまあの状態でもプリズム眼鏡を外す、もしくはプリズムの量を減らすことを目的とする場合とがあります。前者であれば早く手術をして目の位置を早く正常に近い状態に戻した方がよいでしょうし、後者であれば手術は急ぐ必要はなく、春休みや夏休みに手術をするというのでもよいでしょう。手術後の再発も可能性はあります。もともと両目で同時に見る機能(両眼視)が弱い場合や片眼に弱視がある場合は再発の可能性が高いと言われています。
2才の子どもです。弱視でアイパッチをしています。アイパッチすると見えないので嫌がってすぐ外してしまいますがどうすれば良いですか?
普通に考えたら良い方の目をふさいでしまうのですから子どもは嫌がります。アイパッチを始める一つの方法としては、アイパッチをして子どもが好きなことをさせることです。好きなテレビを見せたり、好きな絵本や本をみせたり、塗り絵やパズルなどもよいでしょう。アイパッチの目的は、弱い方の目を使わせることですので、何でもよいですから目を使わせることが大切です。弱視の程度が強い場合はアイパッチを一日中しなければならない、ということもあります。少しずつアイパッチになれていってもらって徐々に時間を延ばしていくとよいでしょう。小さいお子さんの場合、いきなり1日中アイパッチを開始することは困難な場合が多いと思います。

小学生くらいであれば、アイパッチの必要性をきちんと説明すれば理解してくれますのでアイパッチも比較的頑張ってくれることが多いでしょう。 アイパッチをすぐ外してしまうと、視力が上がらない上に治療期間もずっと延びてしまいます。早く発見して、しっかりアイパッチをして、早く視力をあげていけばアイパッチ治療も早く卒業できます。本人にとっても保護者の方にとってもアイパッチの治療は大変だと思いますが、しっかり頑張って下さい。
9才の子どもで片方の目が弱視であることが分かりました。治療開始時期が遅いと言われましたが、アイパッチは必要ですか?また、いつまでするのですか?
一般的には、アイパッチは視力の改善がある限り続けます。視力向上に伴い徐々にアイパッチ時間を減らしていき、1.0以上安定した状態が数か月続けばアイパッチ終了としています。また、弱視の種類や程度にもよりますが、一般的には視力改善の見込みがあるのはだいたい8歳ころまでといわれています。当院では、9才だから治療は手遅れとは考えずに、可能性が少しでもあるのであれば積極的に治療を行います。ここであきらめたらお子さんの視力は一生向上しないため、後悔がないよう頑張って治療をすることをお勧めします。実際にアイパッチ開始が8才を過ぎていてもでも視力が向上した例もあります。しかし、積極的に治療を行っても視力の改善が見られないこともあり、その場合は保護者と相談のうえ、アイパッチを終了としています。

ドライアイ

IPL治療は誰でも受けられますか?

以下に該当しない方は施術できます。

  • 妊娠および授乳中の方
  • 照射部位に傷、炎症などがある方
  • ケロイド既往のある方
  • 極度に日焼けされている方、する予定のある方
  • 悪性疾患が疑われる方
  • ・てんかん発作の既往がある方
  • 刺青、タトゥー、アートメイクをされている方
  • 重度の糖尿病、アルコール中毒、抗凝固療法を受けている方
  • 光感受性を高める薬を内服している方(主に500nm~1200nmの光)
効果はどのくらいで出てきますか?
初回から自覚症状が改善する場合もありますが、7〜8回の照射が必要となる場合もあり、効果には個人差があります。まずは3〜4週間おきに4回の治療を行うことが推奨されています。当院では初回施行の後は1週間後に受診していただき、以後の加療について相談します。
痛みはありますか?
輪ゴムではじかれたような軽い痛みがありますが、個人差があります。
副作用はありますか?
照射部位の肌が赤くなる場合がありますが、通常2〜3時間で落ち着くことが多いです。肌のデリケートな方は稀に熱感や赤味が強く出る場合がありますが、その際には術後にクーリング(冷やす)を行います。
当日持参するものはありますか?
可能であれば、日焼け止めクリームをご持参ください。照射後は紫外線の影響を受けやすくなりますので照射部位に日焼け止めをしっかり塗ってください。
家で行うマイボケアの順番について教えてください。
温罨法→リッドハイジーン→通常使用している点眼の順番を推奨しています。温罨法で瞼を温めてマイボーム腺の脂を溶かし、排出を促した後にリッドハイジーンにてまつげの根元を綺麗に洗うことでよりマイボーム腺の機能の正常化を保つことができます。
涙点プラグが入っていますが施術は受けられますか?
受けられます。