内科診療
高血圧外来
- 高血圧外来
こんな方は一度ご相談ください
- 検診で「血圧が高め」「要再検査」と言われたまま、まだ受診していない
- 家庭で測ると、上の血圧が135~140㎜Hg以上のことが多い
- 生活習慣を改善したが、血圧の改善が悪い
- 頭痛・動悸・めまい・ふらつきなどが時々あり、血圧との関係が気になる
- ご家族に脳梗塞・心筋梗塞・腎臓病の方がいる
高血圧について
健康診断で血圧を指摘された方へ
― 症状がないからと、後回しにしていませんか? ―
「健康診断で血圧が高いと言われたけれど、特に症状はないから…」
「薬を飲み始めると、一生やめられないのでは…」
そんな風に考え、受診をためらってはいませんか?
高血圧は、自覚症状がないまま静かに血管を傷つけ、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中といった深刻な病気を引き起こすことから、「サイレント・キラー(静かなる殺人者)」と呼ばれています。
しかし高血圧は、ご自身の状態を正しく知り、きちんと対策すれば、決して怖い病気ではありません。私たちと一緒に、10年後、20年後のご自身の健康を守るための一歩を踏み出しましょう。
血圧管理の重要性
- 「いつものこと」の見過ごしが、未来のリスクを高めます
- 症状がないため、高い血圧値を「いつものこと」と見過ごしがちですが、その間にも血管への負担は着実に蓄積しています。国内外の信頼できる多くの研究から、「上の血圧が少し高い状態」を放置すると、心筋梗梗塞や脳卒中といった、命に関わる血管の病気になる危険性が約1.5倍から2.5倍にも高まることが分かっています。
- 血圧を「あと10」下げるだけで、未来は大きく変わります
- 逆に、血圧をわずか「10mmHg」下げるだけで、脳卒中や心不全のリスクが約3割も減少するというデータもあります。これは年齢や性別を問わず、すべての人に当てはまります。
「何もしない10年」はリスクを高める10年ですが、「対策を始める今日」は未来の健康を守るための大切な一日です。まずはご家庭で血圧を測り、記録することから始めてみませんか。
高血圧治療
当院では、ただお薬を処方するだけではありません。患者様お一人おひとりに寄り添い、安心して治療を続けていただけるよう、3つの特徴を大切にしています。
- 一人ひとりの生活に合わせた治療計画
- 高血圧治療の基本は、食事や運動などの生活習慣の見直しです。お仕事やご家庭の状況、お食事の好みなどを丁寧にお伺いし、無理なく続けられる改善策を一緒に考えます。お薬が必要な場合も、なぜこの薬が必要なのか、どんな効果があるのかを分かりやすくご説明し、納得いただいた上で治療を進めます。
- 眼科・内科の連携による、きめ細やかな診療
- 実は、高血圧は目の血管にも影響を与え、眼底出血や視力低下の原因となることがあります。当院では内科と眼科が連携し、必要な際は目の健康状態も合わせて確認することで、より多角的にあなたの健康を見守ります。
- 専門医との連携と、安心の検査体制
- 心臓の状態などより詳しい検査や専門的な判断が必要な場合には、循環器専門医と密に連携して最適な治療方針を決定します。まずは当院の検査でご自身の体の状態を「見える化」し、安心して治療を始めましょう。
検査について(保険適用)
血圧の数値だけでは分からない、お体の状態を詳しく調べるための検査です。これらの検査で、高血圧の裏に隠れた体のサインを見つけ出し、あなたに合った最適な治療法を探します。
心電図
心臓のリズムの乱れ(不整脈)や、過去の心筋梗梗塞の痕跡などを調べます。
- こんな方におすすめ
- 動悸、息切れ、胸の違和感がある
- 脈が飛んだり、速くなったりすることがある
- 健康診断で「心電図異常」を指摘された
胸部X線
心臓の大きさや形、肺に水が溜まっていないか(心不全の兆候)などを確認します。
- こんな方におすすめ
-
- 坂道や階段を上ると息が切れる
- 咳が続いている、特に横になると出やすい
- 足のむくみが気になる
頸動脈エコー
脳に血液を送る大切な血管(頸動脈)の壁の厚さや、動脈硬化の状態を調べます。
- こんな方におすすめ
- ご家族に脳卒中や心筋梗塞になった方がいる
- コレステロール値や中性脂肪が高い
- めまいや立ちくらみが時々ある
心エコー
心臓の筋肉の厚さや動き、弁の状態などを詳しく観察し、ポンプ機能を評価します。
- こんな方におすすめ
- 長年、高血圧を指摘されている
- 健康診断で「心雑音」があると言われた
- 少し動いただけでも疲れやすい、息切れがする
ホルター心電図
24時間小型の心電計を装着し、日常生活の中での不整脈などを記録します。
- こんな方におすすめ
- 時々、原因のわからない動悸やめまいが起こる
- 寝ている時に胸が苦しくなったり、ドキドキして目が覚めることがある
睡眠時無呼吸検査
ご自宅でできる簡単な検査で、睡眠中の無呼吸や酸素低下の状態を調べます。
- こんな方におすすめ
- 家族から「いびきが大きい」「呼吸が止まっている」と言われる
- 朝起きても疲れが取れていない、頭が重い
- 日中に強い眠気を感じることが多い
よくある質問
まずはお気軽にご相談ください
まだ大丈夫”から“今、始めよう”へ。
その第一歩を、私たちが全力でサポートします。まずは血圧測定やご相談だけでも構いません。どうぞお気軽に当院へお越しください。