ABOUTSMILEproについて

スマイルプロは、ドイツのカールツァイス社が開発した近視・乱視の矯正手術です。
世界で1,000万眼以上に行われてきた「SMILE」という術式が、最新のレーザー装置VISUMAX 800によってさらに進化したものです。日本では2024年7月に薬事承認されました。
レーシック・ICL・SMILE proの違いは動詞で分かります
佐藤眼科では目の状態や生活スタイルに合わせて最適な近視矯正の方法を選べます。
LASIK削る

角膜の表面にフタ(フラップ)を作ってめくり、その下にレーザーを当てて削り、フタを戻します。
- 向いている人
-
- 中等度までの近視
- 費用を抑えたい人
ICL入れる

角膜は削らず、目の中に専用のレンズを入れます。取り出すこともできます。
- 向いている人
-
- 強い近視の人
- ドライアイが気になる人
SMILE pro取り出す

角膜の中にレンズ状の組織を作り、2~3mmの小さな切開から抜き取ります。
- 向いている人
-
- ドライアイが気になる人
- 術後に激しいスポーツをする可能性がある人
―イメージで言うと
ポケットの中から、薄いカードを1枚すっと抜き取るような手術です。
ポケットの入り口(切開創)は小さいまま、中身だけを取り出します。この「入り口の小ささ」が、スマイルプロの特徴のほとんどを生み出しています。
スマイルプロのメリット

- フラップを作らないこと
- レーシックで作るフタ(フラップ)は、手術から何年も経ってから、目をぶつけるなどの衝撃でずれることがあります。フェムトセカンドレーザーを用いたレーシック21,536眼の研究では、フラップの位置修正を要したのは0.35%でした。スマイルプロはフラップを作らないため、この心配がありません。
スポーツをされる方、目に衝撃を受ける可能性のあるお仕事の方にとって、大きな利点です。

- ドライアイになりにくいこと
- 角膜の表面には、涙の分泌に関わる神経が通っています。切る範囲が小さいほど、この神経へのダメージが少なくなります。
術後1週間の時点でのドライアイの発生は、レーシックが95%であるのに対し、SMILEは56%と報告されています。多くの方で、3か月までに元の状態に戻ります。

- 角膜への負担が少ないこと
- 切開が2~3mmと小さいため、角膜表面のトラブルが起こりにくくなります。上皮の欠損はSMILE3.9%に対しレーシック4.9%、上皮の入り込みはSMILE 0.016~0.5%で、フラップを作らない分レーシックより低いとされています。

- 手術時間が短いこと
- レーザー照射が片眼およそ10秒。手術中の緊張が続く時間が短いことは、それ自体が患者さんの負担軽減につながります。
デメリット
- 良いことばかりではありません。
SMILE Proは低侵襲で安全性の高い手術ですが、すべての方に適応できるわけではありません。
角膜の厚みや形状、近視・乱視の強さによっては、他の手術方法のほうが適している場合があります。
手術を検討される際は、以下の点も必ずご理解ください。
- すべての方が受けられるわけではありません
-
- 角膜の厚みが足りない方は受けられません
- 近視・乱視の度数が適応範囲(近視 約-10Dまで、乱視 約-3Dまで)を超える方は受けられません
- 円錐角膜やその疑いがある方は受けられません
- スマイルプロは近視と乱視の手術です。遠視の矯正はできません
- 老眼を治す手術ではありません
- よくある誤解ですが、老眼はピント調節力の低下によるもので、近視とは仕組みが異なります。スマイルプロを含め、近視矯正手術で老眼が治ることはありません。
- 元に戻すことはできません
- 角膜の組織を取り出すため、手術前の状態に戻すことはできません。ICLのように「レンズを抜く」という選択肢はありません。
- 手術中に起こりうること
-
いずれも稀で、多くはその場で対処でき、最終的な視力に影響しないものです。
吸引が外れる 手術中には、まれにサクションロスが起こることがあります。これは、レーザー照射中に眼球を固定する吸引が外れてしまう状態で、報告では約0.4〜2%程度とされています。その場合は安全を優先して手術を中断し、日を改めて再施行することがあります。 切開創の小さな裂け
キャップの穿孔レンズの抽出時にわずかな抵抗を感じたり、切開創に小さな裂けが生じたりすることがありますが、多くは適切に対処可能です。 - 術後に起こりうること
- 術後には、一時的な乾燥感や見え方のゆらぎ、まれにインターフェース混濁や追加矯正の必要性が生じることがあります。
- 当院の対応
- 当院では、術前検査で適応を慎重に判断し、必要に応じてLASIKやICLなども含めてご提案します
こんな方に向いています
- 中等度までの近視・乱視で、角膜に十分な厚みがある方
- スポーツをされる方、目に衝撃を受ける可能性のあるお仕事の方
- コンタクトレンズによる目の乾きに悩んでいる方
- 目の中に何も残したくない方
- 手術後の定期検査の負担をできるだけ減らしたい方
こんな場合は、別の方法をご提案します
| 強度近視の方 | -10Dを大きく超える近視の場合、角膜を削る量が多くなりすぎます。ICL(眼内コンタクトレンズ)が選択肢になります。 |
|---|---|
| 角膜が薄い方 | ICL、または角膜を深く触らないPRK・LASEKが選択肢になります。 |
| 遠視の方 | LASIKまたはPRK・LASEKが対応します。 |
| 円錐角膜の疑いがある方 | 角膜を削る手術は行えません。ICLをご検討いただきます。 |
当院ではICLにも対応していますので、スマイルプロありきではなく、検査結果をもとに比較しながらご提案できます。
検査の結果、ご希望とは違う方法をおすすめすることも、手術自体をおすすめしないこともあります。それは、手術の種類に患者さんを合わせるのではなく、患者さんの目に合った方法を選ぶためです。
SURGERY手術方法
STEP1
- レンチクルを作る
- 角膜の内部に、フェムトセカンドレーザーで「レンチクル」という薄いレンズ状の組織を作ります。この照射が片眼およそ10秒です。
STEP2
- 小さな入り口を作る
- 角膜の縁に、2~3mmほどの小さな切開を作ります。レーシックのようなフタ(フラップ)は作りません。
STEP3
- レンチクルを取り出す
- その小さな切開から、作ったレンチクルを抜き取ります。
STEP4
- 角膜のカーブが変わる
- 中身が抜けた分だけ角膜の形が変わり、近視・乱視が矯正されます。
VISUMAX 800で何が変わったのか
| レーザー照射時間 | 2MHzの高速レーザーにより、レンチクル作成が10秒未満に短縮されました。従来のSMILE(VISUMAX 500)と比べて最大3倍の速さです。 |
|---|---|
| 患者さんの負担 | 手術中はじっと一点を見ていただく必要があります。この時間が短くなることで、身体的にも精神的にも負担が軽くなることが期待されます。 |
| 自動補正機能 | 乱視軸の自動補正(OcuLign)、眼球中心の自動検出(CentraLign)を搭載し、精度と安全性が向上しています。 |
| 体勢の移動 | 従来は片眼ずつ体勢を変える必要がありましたが、レーザーアームと顕微鏡アームが可動式になったため、患者さんが移動することなくスムーズに進みます。 |
FLOW手術当日の流れ
点眼麻酔
目薬による麻酔です。注射はしません。
レーザー照射
片眼およそ10秒。じっと一点を見ていただきます。
レンチクルの抽出
小さな切開からレンチクルを取り出します。
終了・休憩
レーザーから抽出までを含め、両眼で20分前後が目安です。日帰りで、入院の必要はありません。
PRICE費用
| スマイルプロ(片目) | レーシック(片目) | ICL・IPCL(片目) |
|---|---|---|
| 26万4000円(税込) | 19万8000円(税込) (改訂後 22万円) |
ICL 27万5000円(税込) (改訂後 33万円) IPCL 26万4000円(税込) (改訂後 29万7000円) |
- 2026年10月1日より料金を改定(9月30日までに契約した人は、現行料金が適用されます)
- ICL・IPCLの乱視矯正は片眼+5万5000円(税込)
- 術後1年間の検査診察は無料です。
- ICLは度数ズレや視力低下がもし起きた場合の入替保証、レーシックは近視や乱視の再発で追加照射が必要になった場合、いずれも初回手術から3年間は無料です(2026年10月1日以降のご契約は5年間に延長。9月30日までの契約は現行の3年保証が適用されます)。
- 10月導入のスマイルプロは、追加手術が必要になった場合、初回手術から5年間は無料です。
FAQよくあるご質問
- 手術は痛いですか?
- 点眼(目薬)による麻酔を行いますので、手術中の痛みはほとんどありません。術後しばらく、ゴロゴロした違和感を感じる方がいらっしゃいます。
- 手術中、目が動いてしまったらどうなりますか?
- 装置が眼球の位置を検出して補正します。それでも大きく動いてしまった場合は吸引が外れ、いったん手術を中断します。この頻度は0.37~2%程度と報告されています。中断しても、日を改めて再度行うことが可能です。
- いつから仕事に戻れますか?
- 経過が順調であれば、デスクワークは比較的早期に復帰できるケースが多いです。ただし最初の数日は、目をこすらないなど注意していただくことがあります。
- 視力はいつ頃安定しますか?
- 翌日からよく見えるようになる方が多いとされていますが、個人差があります。定期検査で経過を確認していきます。
- 将来、白内障の手術は受けられますか?
- 受けられます。ただし角膜の形が変わっているため、白内障手術で入れるレンズの度数計算に工夫が必要になります。手術を受けられた記録は大切に保管してください。
- 両目一緒に手術できますか?
- 両眼同日に行うのが一般的です。レーザーから抽出までを含め、両眼で20分前後が目安です。
- レーシックを受けたことがありますが、スマイルプロは受けられますか?
- 角膜の状態によります。検査のうえで判断しますので、まずはご相談ください。